利尻山
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山は世界に山ほどあれど
山は世界に山ほどあれど海の名山これひとつ
と歌に歌われる。
名前の由来はアイヌ語の「リィシリ」。高い山があるところ、という意味らしい。
高さ1,721メートル。形が富士山のように美しいところから、利尻富士と地元では呼ばれる。
利尻島の真ん中に利尻山がドン、とそびえている。
形が変わっていく
バスや車などでグルっと利尻島を一周すると、利尻山の形が変わっていく。
富士山は葛飾北斎の「富嶽三十六景」に代表されるように、見る場所によって形が最低36パターンあるということになる。利尻山は16景といわれている。
その姿は、荒々しかったり、時には優しく、優雅な姿を見せてくれる。
しかし夏場は霧の関係で、その姿はほとんど見えない。2、3日滞在しても、裾野すら見えないということもある。
突如として利尻山が見えてきても、「あの山は何ですか」などと、きいてくる観光客もいるくらいだ。そこに山があることすら忘れてしまいそう、そんな感じだろうか。
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