タラの季節! たちポンの作り方
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稚内は12月になると、タラの水揚げが多くなり、スーパーにもたくさんのタラが並びます。それと同時にタラの白子(=たち)も安く手に入ります。この時期ならではの「たちポン」の作り方を紹介します。
目次
真だちと助だち
稚内で漁獲されるタラには、「マダラ」と「スケトウダラ」があります。タラの白子のことは、北海道では「たち」や「たつ」と呼び、マダラのたちは、「真だち」スケトウダラのたちは、「助だち」と言います。値段が安いのはスケトウダラなので、私はもっぱら助だち派です。今回は助だちをポン酢でいただく「たちポン」の作り方を紹介します。
たちポンの作り方
12月になり、タラの本格的な漁が始まると、タラの切り身やたちがスーパーに並びます。近年はたちも高級品で手が伸びませんが、タラのシーズンだと安くなっていることも…。たまたま100グラムあたり68円(税抜き)で販売されているではありませんか‼︎ これは安い! 「昔は余るほどあって、犬にやってたんだど〜」と語るは、稚内の大先輩…。犬の健康を考えたらヤバそうですが、そんな犬になりてぇもんです笑。 それでは、稚内の大先輩から教わった、美味しいたちポンの作り方をご紹介します。
①たちを塩で揉み洗う
パックからたちを出し、軽く水で洗います。塩をぶっかけて、しっかり揉み込むようにします。
塩を全体に行き渡らせると、独特のぬめりが出てきます。それを流水で洗います。
塩のもみ洗いを何度か繰り返し、最後に水でぬめりや汚れをしっかり落とします。これを疎かにすると、見た目も舌触りも悪くなるので、しっかりと!
②たちを軽く湯通しする
たちは食べやすい大きさにハサミなどでカットします。変色しているところなど、気になる部分もカットします。
鍋にお湯を沸かし、ボールに氷水をはります。たちをおたまに乗せ、湯通しします。このとき、灰汁とりのおたまなど、穴の空いたおたまがあると便利ですが、普通のおたまでも問題ありません。
私は、湯通しを一瞬(数秒)しかしませんが、お好みで…。あまり長く湯通しすると、硬くなり、食感も悪くなります…。湯通ししたら、すぐに氷水へイン!
たちを湯通しすると、取りきれなかったぬめりが白くなって付着していることがあるので、除去します。最後に流水で洗い、水けを切ります。
③盛り付け
ポン酢をかけ、紅葉おろしやネギなどを添えて完成! たまたま冬至でゆずがあったので、今回はゆずを添えてみました。
たちのひだが美しく際立っています!
たちポンは下ごしらえが大事!
稚内の冬は寒さが厳しくイヤになりますが、たちが安く売られるのも、この時期の魅力の一つですね! たちポンを美味しくきれいに作るコツは、しっかり塩でもみ洗い、汚れを落とすこと! 参考になりましたら幸いです。
ところで、たちが脳ミソっぽく見えるのは、私だけではないはず…(脳ミソ見たことないけど)。
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