青い池は色が変わったって知ってた?

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美瑛町で人気の「青い池」。実は以前と、色が違うんです。

目次

青い池はもともと観光地じゃなかった

 美瑛、富良野といえば、真っ先に北海道旅行のイメージとして浮かび上がりますが、中でも美瑛町の観光地の中で、絶大な人気を誇る「青い池」。

 2020年からは、トイレや駐車場、売店などが整備され、観光地としての地位を確立している青い池ですが、もともとは観光とは無縁の場所でした。

 美瑛、富良野方面にそびえる十勝岳が噴火した際、土砂災害などを防ぐために造られた堰堤に、偶然溜まった水が青い池なのです。

 この美しい青さは、上流の白髭の滝などに含まれるアルミニウムなどの鉱物が混ざることで、このような美しさをたたえているとのこと。

白髭の滝

 なので、観光地として開拓され始めた頃は、駐車場はもちろん砂利で、雨の日に青い池まで歩く道のりは、ぬかるんだりと足元が悪く、果てしなく遠く感じたものでした。もちろんトイレもないので、近くの施設(現在は道の駅になってます)で済ませたりと、いろいろと不便でした。そういった不便さもまた、青い池の自然美を膨らませていたのかもしれません。

 青い池が本格的に注目され始めるきっかけとなったのが、2012年に発売されたApple社のパソコンのオリジナル壁紙として採用されたことです。青い池はまだまだ無名でしたが、そこから口コミなどでも広がり、団体ツアーの観光地としても人気となり、観光地として注目されるきっかけとなったといえるでしょう。

2016年の台風で色が変わってしまった

 人気が高まるばかりの青い池でしたが、実は2016年の台風がきっかけで、色が少し変わってしまったんです。

 2016年は、北海道に4つの台風が上陸・接近し、未曾有の災害に発展しました。河川の氾濫などにより、住宅への浸水、橋が壊れ、死者・行方不明者も6人に上りました。じゃがいも、にんじんなど、さまざまな畑が水に浸かり、翌年は野菜が高騰。ポテトチップスも品薄になってしまったりと、さまざまな方面に被害をもたらしました。

 その台風の影響で、しばらく青い池も立ち入り禁止となりました。土砂が青い池に流入し、茶色く濁ってしまった様子も、地元では盛んにテレビなどで報じられていました。

 その後、青い池は観光地として復活を遂げましたが、やはり色は変わってしまいました。

2014年
2022年

 昔の写真を出すのに苦労しましたが、騒ぎ立てるほどの変化じゃないのかな…笑。台風が過ぎ去った後は、白色が濁ったような感じで、すごく悲しかったのを覚えています。

 改めて青い池を見ましたが、キレイだなぁと思いました。写真がヘタすぎるので、美しさが分かりにくいですが、色が変わったことはお分かりいただけるかと思います。

 青い池も、台風後は「行っても価値がない」などと考えていた私でしたが、今年改めて見ると、とてもキレイでした。濃い青から、水色っぽくなった感じですかね。

 台風前の青い池の「青」が、とても好きだったので、色が変わってがっかりしていましたが、最近の青い池も悪くないな、と思いました。

 ※蛇足↓

 ただ、防災施設を見てるのに、駐車場の金取るな!笑

 トイレができて便利になりましたが、駐車料金取るくらいなら、砂利のままでええわい〜! ちなみに、冬は凍ってるから無料だよ笑

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青い池は色が変わったって知ってた?” に対して1件のコメントがあります。

  1. カトル より:

    Thank you for reading. I will do my best.

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