札幌羊ケ丘で「大志の誓い」を立てよう

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札幌の代表的な観光地の1つが羊ケ丘展望台である。そこには「青年よ、大志を抱け」の言葉で有名なクラーク博士の像が立っている。クラークと共に大志を抱いた青年たちのように、「大志の誓い」を立てよう。

夏では看板の後ろで羊が放牧される

目次

札幌羊ケ丘展望台

札幌羊ケ丘展望台は、明治39(1906)年農商務省「月寒種牛牧場」として開設されたことに歴史は始まる。その後も「月寒種羊場」、「月寒種畜牧場」と発展していき、時代とともに管理する省庁や名称は変更されたが、牛や豚、綿羊などの研究施設として運営されてきた。

研究施設でありながら、北海道らしい牧歌的な風景と、広大な石狩平野を眺めることができるとあって、戦後は人気の観光地となる。しかし、一時は研究者の要請により観光客の入場が制限されることとなり、観光地としての羊ケ丘は消滅してしまう。

転機が訪れたのは昭和34(1959)年のことである。戦前から景勝地として親しまれてきた羊ケ丘を、消滅させるのは惜しまれるということで、試験場の業務に支障をきたさないように、現在の地に「羊ケ丘展望台」ができることとなる。

以来、現在までたくさんの記念碑や、施設などを増やしながら、札幌屈指の観光地として、多くの人々が訪れている。

有名なクラーク博士の像の他にも、たくさんの建物が立っている。

昭和51(1976)年建立されたクラーク博士像
恋の町札幌歌碑

「恋の町札幌」歌碑。右の首像は歌手の石原裕次郎氏。左側は作詞、作曲をした浜口庫之助氏の像である。

足湯
チャペル

羊ケ丘では、結婚式を挙げることができる。

さっぽろ雪まつり資料館

毎年2月、札幌にて開催される「さっぽろ雪まつり」は、多くの雪像、氷像などが大通り公園に立ち並ぶ。数ある北海道の冬のイベントの中でも人気が高い。

そのさっぽろ雪まつりの資料館が羊ケ丘展望台にある。

1階廊下には歴代のポスターがずらり

1階部分では、さっぽろ雪まつりのポスターや、記念品の展示、雪まつりに関する映像を見ることができる。

映像コーナー
2階に続く階段の壁にも歴代雪まつりの写真の展示がある

2階では過去の雪まつりで作られた雪像、氷像の模型、写真などを見ることができる。

2階の展示スペースには過去の雪まつりの模型が所狭しと並ぶ

雪まつりファンであれば、この雪像は覚えている、これは記憶にないね、これはもう何年前なんだね、などと語りながら眺めることがまた楽しい。さっぽろ雪まつりを1度も見たことがないという人でも、こんなにも精巧な作りなのかと、驚くこと間違いなしだ。きっとさっぽろ雪まつりを見に行きたくなるだろう。

オーストリア館

オーストリア館は、お土産などが販売されている1番大きな建物。

1階

1階では、ソフトクリームや軽食などが販売されている。椅子とテーブルが置かれており、休憩スペースとなっている。ソフトクリームが美味しい。

2階

2階には、クラーク博士に関するお土産や、北海道のお土産がズラリと並んでいる。

オーストラリア館ではクラーク博士にちなんで、大志の誓いを立てることができる。

大志の誓い

大志の誓いの用紙

「大志の誓い」の立て方

  1. オーストリア館事務所で用紙を100円で買う(保存料)
  2. 夢や希望、その実現に向けて誓いたいことを用紙に記入する
  3. クラーク博士像の下のポストに投函すると事務所で管理され、好きなときに見ることができる
クラーク博士の台座の部分にポストがある
ポストに投函する前に敷地内にある鐘を鳴らすと夢や希望が叶うとされている

大志の誓いを書いた年月日と、名前を申告すると、本人に限り用紙を見ることができる。

「大志の誓い」は羊ケ丘にクラーク博士像が建立された昭和51(1976)年から受け付けており、2019年現在保存されている誓いの用紙は、9万人分以上である。

羊ケ丘展望台に行く際には、大志の誓いを立ててみてはいかがでしょうか。

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