幌加内町といえば「そば」を食べなくてどうする⁈

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そばの生産日本一の幌加内町! 旅の締めくくりにそばをいただきました(家で)。

目次

そばといえば北海道っしょ⁈

農林水産省によると、そばの作付面積・収穫量が最も多いのは北海道です(→農林水産省)。しかし「そば」と聞いて、北海道をイメージする人は少数派なのではないでしょうか。

 誰が決めたか「日本三大そば」と言われるのは、長野県「戸隠し(とかくし)そば」・島根県「出雲そば」・岩手県「わんこそば」の三つで、残念ながら北海道のほの字もありません。かの有名な都々逸(どどいつ)にも「信州信濃の新そばよりも わたしゃあなたのそばがいい」とうたわれており、そばといえば長野をはじめ、他県のイメージが強いよう。なんとも残念…。

そばの実の収穫でいえば、北海道は全収穫量の43%を占めており、ほとんど北海道で収穫されています。第2位の長野県はたった9%に過ぎません(令和2年収穫量)。第3位の栃木は全体の6%。

北海道以外ザコすぎぃ〜

なのに北海道のイメージなしって、悲しすぎぃ〜!

そばといえば北海道っしょ! ってなって欲しい〜!

※意見には個人差があります

北海道の中でも幌加内町は1番!

今回訪れた幌加内町は、北海道の中でもそばの生産が日本一の町です。幌加内町でそばの生産が盛んになったのは、1970年ごろ。米の減反政策が本格的に始まり、米の代替え作物として育てられるようになったそうです。1980年には、作付面積が日本一に輝きました。 

幌加内町は、そばの生産が日本一というだけではありません。北海道幌加内高校では、なんと「そば」の授業が必修科目になっています。「そば」の授業中は、そばに関する知識や調理法を学ぶことはもちろん、素人そば打ち段位制度の初段以上の取得を目指すんだとか…。

  そんなわけで、幌加内高校は「そば打ち甲子園(全国高校生そば打ち選手権大会)」の優勝校の常連であり、実力次第ではそば屋さんからスカウトされることもあるそうです。そば日本一の町として、町の文化を絶やさないための努力はそんなところにも! 密かに、そばへの愛情は育まれているのですね…。

  そんな幌加内のそばを食べなくてどうする⁈ ということで「幌加内そば」を買って来ました。地元でも売ってますけど…笑。

幌加内そば

 幌加内町の道の駅にて購入しました。左側は「十割そば」。右は「石臼挽き・半生そば」です。

道の駅の販売員さんによると、「石臼挽きそば」がオススメだそうです。十割そばっていつも気になる存在…なのに食べた記憶がない…。食べてるはずなのに。そして毎度買っている気がする。販売員さん曰く十割そばは「好みですね〜」とのこと。

食レポ

石臼挽きー半生そば

こちらは石臼挽き・半生そばです。そばの香り、味、喉越しも最高! とても美味しかったです。味を吟味するために、まずはトッピングなしのつゆだけでいただきました。用意するのがめんどくさいからじゃないですよ!笑

10割そば

 こちらは十割そばです。やはりそばの風味が上のものより強く感じられました。私は十割好きですね! 両方とても美味しかったです。

札幌にいる頃、私はそば屋さんのお手伝いをしていたのですが、おかみさんがよく口癖のように言っていました。

「ざるそばを食べる人は本当にそばが好きな人。他の具材で誤魔化したりできないから、本当に気を使う」と。

 私がよくざるそばを頼むので、おかみさんから何度もこのセリフを聞きました。おかみさん、今だから言いましょう…私がざるそばを頼んでいたのは、ざるそばが1番安いからですYO! もちろんそばは大好きですが…。

 確かに、本当にそばの味を吟味する場合、ネギやノリ、わさびは邪魔ですね。今回は、しっかり味を確かめた後、ネギとノリと揚げ玉をぶっかけましたが…。

そばの花が咲く7月ごろの風景も要必見!

今回は、そばの種まきすら始まらない5月に幌加内町を訪れましたが、7月下旬から8月上旬には、そばの白い花が咲き誇ります。その頃にまた訪れたいと思います。皆様も、一面に広がるそばの花の風景を見に来てくださいね。そして「そばといえば北海道」をお忘れなく…笑。

参考

農林水産省「そばの作付面積及び収穫量」:https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/sakkyou_kome/kougei/r2/soba/index.html

幌加内町ウェブサイト:https://www.town.horokanai.hokkaido.jp/horokanai-soba/kodawari

北海道幌加内高校「そば」:https://horokou.ed.jp/soba/sobacourse

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