子育て平和祈念の灯(稚内)
Sponsored Link
稚内市で「子育て平和祈念の灯」がともされました。
目次
子育て平和祈念の灯
1983(昭和58)年9月1日未明、大韓航空機がサハリンの近くモネロン島沖に墜落。乗員乗客全て、269名の命が失われました。その中には幼い子供たちも含まれていました。モネロン島は、稚内市からも望むことができます。
「子育て平和都市宣言」の街・稚内市は、9月1日を「平和の日」と定め、宣言に込められた子育て平和への願いと、大韓航空機事件で亡くなられた犠牲者への慰霊の想いを込めて、「稚内市子育て平和祈念の灯」が灯されます。会場は北防波堤ドームと、稚内市役所前です。
北防波堤ドームには200基、市役所前には50基の灯ろうが点灯されます。
大韓航空機事件の慰霊碑「祈りの塔」
1983(昭和58)年は9月1日未明、ニューヨーク発アンカレジ経由、ソウル金浦空港行きの大韓航空機KE007便(ボーイング747)が、予定飛行コースを大きく逸れてサハリン上空を侵犯。サハリンの基地から緊急発進したスホイ型戦闘機のミサイル攻撃を受けて、モネロン島沖に墜落。乗客乗員の全てにあたる269名が亡くなりました。
1985(昭和60)年9月1日、事件の現場に最も近い宗谷岬平和公園に犠牲者の慰霊と恒久平和を願うモニュメント「祈りの塔」が建立されました。
塔の高さは19.83メートル。これは事件の発生の年、16枚の羽は遭難者の母国の数、269枚の御影石は犠牲者の数をそれぞれ表しています。鶴のデザインは、「事件の真相と真の平和を鶴のように首を長くして待つ」という意味が込められています。
Sponsored Link