ああ秘境! 松山湿原(美深)
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美深町にある松山湿原は、標高797メートル地点にあります。ちょっとした登山の後は、広大に広がる松山湿原を楽しむことができます。
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目次
湿原にたどり着くまでに、登山が待っている
松山湿原の登山口駐車場まで、結構な坂道が続き、そこからさらに登山となります。標高797メートルを目指して!
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しかし登山ったって、たったの900メートル。高低差200メートルです。数字上は大したことない、はず…。
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熊はいつ出てもおかしくない場所です。だからでしょうか…
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熊が出ないように10回ほど祈りを込めて鐘を打ち鳴らし、いざ、いざぁ!
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途中根っこが浮き上がった木がありました。
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坂道が始まると、岩場も多く、絶えず水の流れている場所もあり、滑りやすくなっていました。わりと勾配はキツいかなと…
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可愛らしい花々も途中咲いていました。癒されますね。
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途中キツツキに尋常じゃないほど突かれた樹木を発見!
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訪れたのは6月下旬、駐車場の気温は9℃しかありませんでした。寒くて震えていましたが、登山を進めていくうちに汗ばんてきました。
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展望台までたどり着くと、湿原まであと400メートル! あと少しです。だんだんと白いモヤのような景色に…。
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白いモヤのようなものが出てくると、北海道では「ガスってる」とよくいいます。6月頃の代表的な景色ですね。ガスってます。ちなみに、ガスってる所に突入すると、寒くなります。
展望台を過ぎた辺りから、おかしなことに気がつきました。平地では、1ヶ月〜2ヶ月くらい前に咲いていた花がチラホラと咲いているのです。
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「ツバメオモト」は、平地では5月下旬から6月頃によく見かけます。
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「ヒメイチゲ」は、平地では4月から5月頃に見かけることが多い花です。そして極め付けは…
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ミズバショウが!! さすがに笑いましたね〜。ご存知ミズバショウは、平地では4月から5月初旬でしょうか…。いよいよ湿原が近いということでもあります。それではいよいよ松山湿原へ!
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木道に入り、いよいよアカエゾマツがズラリと並び、ワタスゲが見られるようになってきました。アカエゾマツとワタスゲは、湿原地帯の代表的な風景です。
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ここからは木道の上を歩いて行きますが、まずは熊除けの鐘を鳴らしましょう。
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松山湿原の面積は25ヘクタール。東京ドーム5個分くらいの広さです。木道を歩くのに、30分程かかります。もちろん人っ子1人いません。カサっという草の音が聞こえたら、おそらくクマでしょうね。
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ヒメシャクナゲは、北海道の平地では4月か5月頃咲くので、やはり松山湿原も、平地より1ヶ月から2ヶ月遅れで咲く感じですね。タイムスリップしたようです。
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よく見ると、これから咲く花の葉っぱやツボミなんかがたくさん。これが一面に咲くとき…やっぱり誰もいないんでしょうね。もったいないけど、それがいいのかも。なんと言っても「ああ秘境」ですから。
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いくつかの沼が点在していました。汗がひいてきて、寒さを感じました。沼の周りにもたくさんのワタスゲが。
おわりに
松山湿原にたどり着くまで、季節を遡った花々に出会いました。だんだん登るのが楽しくなって、次はどんな花に出会うんだろうという期待感…。そしてたどり着いた松山湿原は、まさしく秘境でした。誰にも見られずに枯れていくであろう花々。それが繰り返されてきた松山湿原。無常を感じました。無数のタチギボウシが咲く瞬間を、見届けたい! でも、たどり着くまでの道のりがちょっとめんどくさい(笑)
松山湿原は、平地より1〜2ヶ月遅れて咲くわけですが、7月の花は9月に咲く? 8月の花は10月に? 雪が降りますけど〜(笑) 重い腰を上げて、第二部の調査に出かける日は来るのであろうか…⁈
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