利尻登山! 実際登ってわかったこと

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利尻登山について調べると、様々な情報が飛び交っています。「利尻山に登るのは富士山より難しい」とか、「9合目からヤバい」とか…。いろいろ調べていたら、恐ろしくなるばかり…。登山初心者ですが、利尻山の山頂へ行くことができました。実際登ってみてわかったことをまとめました。

姫沼から見た利尻山

登山した時の状況

  • 登山日:2020年9月30日
  • 登山道:鴛泊登山道
  • 登山した人:登山経験ほぼなしの素人以下
  • 人数:1人
  • 天気:雨 

持ち物

  • 携帯トイレ1個
  • カッパ上下
  • 帽子
  • 手袋
  • 汗拭きタオル&ハンカチ
  • ヒートテック(もどき)上下
  • おにぎり3個
  • 水1.5リットル
  • フリース1枚
  • ゴミを入れるビニール袋
  • ペン&メモ帳
  • カメラ&携帯電話

 当日の格好といえば、登山用の装備という感じでもなく、上はTシャツにパーカー、下はジーパンというラフな感じでした。靴は仕事の時に使うトレッキングシューズ。「怪我なく安全に・無理はしない」をモットーに、途中で下山もやむなしというスタイルで臨みました。

携帯トイレは必須です(利尻のコンビニ等で販売しています)

実録!利尻登山

利尻登山について調べていると、プロっぽい人や、かなりのテダレらしき人の登山レコードなんかがちょいちょいヒットします。しかし、実際の登山道の写真などはあまりころがっておらず、ヘッポコ素人でも登れるのか、判断が難しいところでした。そんなわけで、実際の登山道の写真とともに、個人的感想をまとめたいと思います!

利尻北嶺野営場(スタート地点)

 登山した日がオフシーズンの9月30日であり、天気も雨がちだったので、ほとんど登山者はいませんでした。夏の登山者が1番多い時期だと、1日100人以上登山する日もあるそうです。私が登山した日は8人ほどでした。

 スタート地点では寒かったので、ヒートテック(もどき)以外フル装備! ちなみにヒートテックもどきは一度も出番がなかったです。

歩きやすい道

 スタート地点から3合目までは、楽々ルートでした。途中から舗装がなくなり、登山道、という感じになっていきます。

甘露泉水(3合目)水汲み場

 甘露泉水(かんろせんすい)とは、利尻山のおいしい湧水です。

 ここで登山用に水を汲むという人が多いです。これ以降、水汲み場がないのでご注意! 夏場は、最低1.5リットルの水を持っていくべきとされています。たくさんの登山者がいる夏は、あらかじめ水を用意しておいた方が良いかと思います。並ぶ時間がもったいないので。

甘露泉水水汲み場

 オフシーズンだったので、水も汲み放題でした。

4合目

 3合目を過ぎると、多少登山しているな! という感じになります。標高と何合目かが書かれた道標が現れると、嬉しくなります。

木のベンチ

 木のベンチで朝ごはんを食べる人もいるようですが、あいにくの雨でお尻を下ろすこともできませんでした。雨や霧だと、レジャーシートなどを持ってこないと休むこともできません!

5合目

 途中で汗が吹き出してきたので、フリースを脱ぎました。この辺りから、ちょこちょこ大きな岩を登るような感じになってきました。

 岩場が出現したせいか、ヒザなどに異変を感じ始めました。日頃の運動不足が如実に現れてきたのです…。足に優しく、丁寧に登ることを心がけました。9合目からがヤバいといわれている利尻ですが、所々十分キツかったです。 これ以上キツいとなると、登れるのか不安になってきました。

ゴロゴロした岩場が所々出現します

6合目見晴台

 

 この辺りまで来たら、引き返すのが惜しくなってきました。「行けるかな」という気持ちと、「行きたい!」という気持ちが高まってきました。

 この近くにトイレブースがあります。登山前に買った携帯トイレをブースの中で使います。繰り返し使うことができるので、私は1個で十分でした。しかし登っているうちに大を催すこともあるかも知れませんので、予備を持っておくのも良いかと思います…。

7合目

 ひたすら登り続けるものの、なかなか標高が1,000mに達しないものだなぁ…と思っていました。休む場所もなかったので、ひたすら登り続けました。「クライマーズ・ハイ」じゃないけれど、黙々と登るのみ!

8合目・9合目〜

霧で真っ白でした

このあたりから難所が続きました。岩場が多くなり、手を使って這い上がるような場所も出現しました。気温は5度前後だったかと思います。しかしフリースはいらないくらい汗をかいていました。

岩の上を登っていきます

 どうやって足を運ぶか、少し考えてから登る場所も結構ありました。

 元から寒かったので、手袋をはめていましたが、岩場を登る時に役立ちます。1番キツかったなあと思う場所は…こちら!

岩をよじ登るイメージ!

 ほとんど断崖絶壁! 気分はロッククライミング! この場所は、下りも後ろ向きじゃないと降りることができませんでした。こんな感じで、全身を使って登る場所もあったせいか、翌日は足はもちろん胸筋と背筋が筋肉痛になりました。

山小屋

 山頂近くにある山小屋は無人で、基本は泊まらないことになっているそうです。しかし、早朝写真を撮るために泊まるという人もたくさんいるようです。野営場の方に聞いたところ、公には言っていないものの、「宿泊は自己責任で」とのことでした。メーワクかけなきゃOKということですね。秋冬は寒くて死ぬと思いますが…。

9合目トイレブース

 冬期間になると、トイレブースも一部閉鎖されます。9合目は既に使うことができませんでした。

 山頂までの間で、一か所下り坂があって焦りました。「登りきってもいないのに下り坂」という綾小路きみまろさんのフレーズを思い出しつつ…いざ! 山頂へ!

山頂まで

 3合目で汲んできた水が、冷蔵庫に入っていたかのように冷たかったです。風景は真っ白で、何も見えませんでした。いわゆる「ガレ場」と言われる、大小様々な石がゴロゴロ散乱している斜面に入ります。慎重に歩かないと、足を取られそうになります。

山頂近くのガレ場

 登山道が荒れてきており、いつ登ることができなくなるとも知れない利尻山。丁寧に登ることは、自分の体だけでなく、登山道を守ることにもなります。登山道の整備は、ボランティアの方々が物資を登山して運び、整備するそうです。山道整備のボランティアの方々に感謝しながら登りました…。

山頂付近は登山道の整備が行われていました

 いよいよ山頂が見えた! もや〜っと笑

どれよ⁈ って感じですね
山頂!

 オフシーズンでしたので、他の登山者は誰もいませんでした。普段は絶対しないけど、自撮りせずにはいられませんでした。やった〜山頂! 晴れていたらねぇ…って感じでしたが、関係なく嬉しかったです。写真を撮っているうちに寒くなってきたので、下山時はフリース必須でした。

利尻山に登ってみてわかったこと

 登山ド素人の私でも、なんとか利尻山に登ることができました! 時間をかけて、ゆっくり無理せず登れば、何とかなるものなのですね。しかしたくさん登山者がいる夏の登山シーズンならいざ知らず、オフシーズンで、誰もいない時の単独登山は危ないかなぁ、という感じですね。夏の登山シーズンの場合、花もたくさん咲いており、登山者も多いため、登山に時間がかかると思われます。そのため、稚内からフェリーに乗って、日帰り利尻登山をするという人もいますが、よほど体力に自信がないと厳しい計画になるでしょう。

 利尻登山する前に、私が疑問に思っていたことをまとめました。

  • ゆっくり時間をかければ、ド素人でも登頂は夢ではない
  • 時間に余裕をもって登山日の前日に宿泊し、早朝から登り始めた方が良い
  • フェリーで日帰り登山も可能であるが上級者向きであり、ほぼ登るだけに終始する
  • 登山道が狭いため、登山のシーズン中は渋滞することもある(特に連休や休日)
  • 十分な装備と計画が大切

 登山ガイドブックなどに書いてある、当然すぎることばかりですね。

私が長年登りたかった利尻山にようやく挑戦できたのは、先輩の 「途中で引き返してもいいからとにかく行ってみたら?」という一言に後押しされたからでした。いろいろ下調べも大切ですが、何事も行動力ということでしょうか。参考までに、当日のヘルスケアのスクリーンショットを載せておきます。

これを持って行っとけば良かった…と思ったもの

  • レジャーシート(濡れた場所にお尻を置くため)大きなビニール袋などでも良いかと…
  • リュックにつけるカッパ(なかったのでリュックの中が結構濡れました笑)
  • おにぎりはあと1個くらいあっても良かった(3個しか持っていかなかった)体の大きな男性などでは、たくさんあった方が良いかと思います
  • アメやおやつなど、簡単に食べられるもの(非常食として)

 私は、携帯トイレは1つで十分でした。何度も大を催すなど、体質的に不安な人は2個あっても良いかと思います。

 ちなみにレインコートとフリースは夏でも必須アイテムといわれています。汗拭きタオルは、ハンカチくらいの大きさのものが使いやすかったです。

 コンパス、登山地図などは、持っていて当然のものと思われますが、利尻山の場合迷う場所は特になかったです。

 「もっといろんな装備が必要じゃ!」「お主の考えは甘い!」というツッコミが、ガチの登山家先生から飛んできそうですが「利尻山に登ってみようかな」と思う方々のちょっとした参考になりましたら幸いです。

ギンザンマシコ(雌)にも出会いました

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