2020年の札幌雪まつり
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今年で71回目を数える札幌雪まつり。暖冬のため、雪像の雪をかき集めるのも大変だったという。そんな中で開催された雪まつりは、どのような雪像が並んだのか、紹介する。
目次
開催会場
札幌雪まつりは、3つの会場で開催されている。
- 大通り会場(約100基の雪像・氷像)
- すすきの会場(氷像が60基)
- つどーむ会場(雪像が約20基)
1番規模が大きい会場は大通り会場である。今回は大通り会場とすすきの会場の模様を紹介する。
大通り会場
札幌雪まつり大通り会場は、西1丁目から西12丁目まで、雪像が大小合わせて100基ほど並ぶ。最も大規模な会場である。
西1丁目 スケートリンク
毎年恒例のスケートリンク。貸し靴もあるので、観光客でも滑ることができる。
西2丁目 カムイ雪広場
TVアニメ「ゴールデンカムイ」をテーマにしたイベントブースや、アイヌの古式舞踊など、アイヌ文化に触れることができる。
「FEEL AINU STAGE」では、時間になると古式舞踊やミュージックライブなどを見学することができる。
アイヌの伝統料理や、アイヌ料理を現代風にアレンジしたメニューを食べることができる。
日常ではあまり触れることのできないアイヌ文化を、たっぷりと味わうことができる。
西3丁目 白い恋人 PARK AIR ジャンプ台
モーグルなどの様々な競技が行われる。競技中は足を止める観光客も多く、大歓声に包まれる。
西4丁目 アイヌの物語
アイヌをテーマにした大雪像。夜になるとプロジェクションマッピングも行われた。
西5丁目 サラブレット
北海道はサラブレッドの一大産地ということもあり、競走馬をテーマにした大雪像である。
これを見て、「どこかでみたような?」と思ったら…
2019年も立派なサラブレッドの大雪像があったのです。う〜んよく似ている。
西6丁目 北海道食の広場
お腹が空いたら6丁目へGO!
北海道各地の味覚が勢ぞろい。
その他にも、ラーメンやザンギ(唐揚げ)、ホタテ、じゃがバターなど、北海道ならではの味覚を味わえる。
西7丁目 ポーランド広場
7丁目は、世界各国との友好・交流を深める会場。2019年に日本との国交100周年を迎えたポーランド共和国をテーマした大雪像である。
ポーランド共和国の首都ワルシャワのワジェンキ公園に建つ水上宮殿と公園内に建てられている「フレデリック・ショパン」の像を再現している。
大雪像の制作は、陸上自衛隊によるものである。
西8丁目 ウポポイ(民族共生象徴空間)
2020年4月24日北海道白老町に「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が誕生。ウポポイは、国立博物館としてアイヌ文化を知ることができ、アイヌの伝統的な生活を再現する建物や、慰霊施設なども併設される。
このことを記念した雪像が「ウポポイ(民族共生象徴空間)2020.4.24OPEN」である。
ちなみに「ウポポイ」とは、アイヌ語で「(大勢で)歌うこと」を意味している。
雪像制作は、陸上自衛隊によるものである。
西9丁目 市民の広場
北海道民を中心に、市民の方々が作った雪像などが並ぶ「市民の広場」。
西10丁目 サザエさん一家
サザエさん一家がウインタースポーツをしている大雪像。前日に雪が降ってしまい、ちょっとわかりづらいです。ちなみにサザエさんは以前も作られています。
本人からOK出たのだろうか?八村塁さんの中雪像。
西11丁目 国際広場
第47回国際雪像コンクールの会場。世界各地の国と地域から12チームが参加して美しい雪像制作を競い合う。
かなりクオリティが高い雪像が並ぶ。知る人ぞ知る国際広場は、要必見である。
毎年優勝候補に上がるチーム「タイ」。毎回素晴らしい。
西12丁目 市民の広場
市民手作りの雪像。ユニークなものや、時代を反映した雪像などが並ぶ。
市民雪像も見ているだけで楽しい。
すすきのアイスワールド(すすきの会場)
氷像ばかりが60基ほど並ぶすすきのアイスワールド。すすきのエリアを会場にしている。
アイスワールドの氷像を作っているのは、ホテルの調理師さんたち約200人。氷が溶けてしまうので、冷え込む夜に作業を行う。徹夜での作業が続き、札幌雪まつりに合わせて氷像が作られる。
氷像に使う氷1本の重さは約120kg。会場全体では、1500本以上が使われる。総量では180t以上にも及ぶ。この量は、水割りにしてグラス120万杯分に相当する。120万杯…酔っ払って歩けなくなりそう…。
最後に
大雪像の並び方や、会場の雰囲気は、毎年ほとんど変わらない傾向にある。プロジェクションマッピングなどが行われる会場は増加傾向にあり、札幌雪まつり自体がますます人気になってきている。
まだ雪まつり会場に足を運んだことがない人は、ぜひ訪れてみてください。
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