利尻島で笹の花が一斉開花

笹の花は120年に一度咲く？

　笹は、地下茎で繁殖するため、花を咲かせることは非常に稀です。一説によると、笹の花は、120年に一度咲くとか、あるいは60年に一度咲くと言われています。

　この笹の花が利尻島では至る所で開花しています。右を見ても左を見ても笹の花！花！花！

　花と言っても、米粒みたいで、華やかさはありません。花の色は黄色です。滅多に咲かないため、笹の花は吉兆とも、凶兆とも解釈されるようです。

　…今日のお客さんには、もちろん吉兆と言いましたが。

　ところで、笹の花は一斉に開花することもあるようです。利尻島の笹はまさしく、島内全域で、一斉開花するところなのです。

　写真を撮影した場所は、沼浦展望台ですが、南浜湿原などにも、大量に笹の花があり、不気味なほどでした。今年は、エゾカンゾウも大量咲きしていましたが、いずれも吉兆であると信じたいですね。

実際は、笹に関する研究はあまり進んでおらず、花をつけるスパンもはっきりしたことはわかっていないようです。

　数年前に訪ねた北海道の焼尻島では、毎年花をつける笹を見たことがあります。それは例外なので、笹の花が珍しいことに変わりはありませんが。

　だからこんなに、どこにでも笹の花があったら、さすがにヤバいって！　利尻に来る人は探してみて！