砂を掘ると温泉が出る⁈「砂湯」

　屈斜路湖には、砂地を掘ると温泉が出る「砂湯」があります。これってもしかして、人が入れる穴を掘れば、温泉に無料で入れるってこと⁈

大地の躍動が感じられる「屈斜路湖」

　北海道弟子屈町には、川湯温泉、摩周温泉、和琴温泉など、たくさんの温泉が湧き出しています。あちこちから温泉が湧き出しているため、一般家庭の蛇口に温泉を引いているところがあるほどです。そんな弟子屈町にある屈斜路湖には、砂を掘ると温泉が出てくる「砂湯」があります。

　砂湯のあたりで、湖に手をつけてみても、水道の水ほど冷たくないように感じます。それもそのはず、屈斜路湖のあちらこちらから温泉が湧き出ているのです。

　屈斜路湖の和琴半島では、温泉が湧き出ているため暖かく、寒冷の北海道ではほとんど見られないミンミンゼミが生息しています。和琴半島に近い湖岸では、多数の硫気口があり、温泉が湧き出る「オヤコツ地獄」なども存在しています。湖の水が冬でもひんやりと冷たくないのも頷けますね。

　屈斜路湖全体が大地の躍動によって暖められているというわけですね！

砂を掘ると温泉が出る！

　屈斜路湖「砂湯」では、砂地を掘ると温泉が湧き出ます。すごすぎますね！　少し穴を掘るだけで、水が浮き上がってきました。

　穴を掘るのが結構大変なので、少し掘って温泉が出てきた時点でやめてしまう人がほとんどです。ちょっと掘るだけだと、お湯もすぐに冷めてしまいます。「なぁんだ、水じゃ〜ん」と言われてしまいますが、深く掘れば掘るほどたくさん温泉が湧いてくるというわけです。温かみを感じるまで掘らずに、近くの足湯に行く人がほとんどですが…。

　人が入れるだけの穴を掘るのは、時間的にも見た目的にもムリですが、砂を掘ると温泉が出るなんて、温泉好きにはたまりませんね。

湖畔にはクッシーがいる⁈

　屈斜路湖には、怪獣「クッシー」がいるという伝説があります。屈斜路湖で怪獣を見たという情報が寄せられ、ネス湖の「ネッシー」にあやかって名前も「クッシー」。

　クッシーはネッシーの妹という設定で、歌やお土産品も作られました。湖畔の売店の前には大きなクッシーが！　クッシーの顔！　何回も塗り直してもらって愛されてますね。

　ちなみに鹿児島県の「池田湖」には、イッシーがいるらしい…。イッシーも見てみたいですね。

温泉が好きな人は弟子屈町へ！

　今回は砂湯を紹介しましたが、弟子屈町は温泉の宝庫です！　少し足を伸ばせば阿寒湖温泉もあります。温泉が大好きという人は、ぜひ弟子屈エリアを訪れてくださいね。