稚内でニシンの群来!

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北海道は明治・大正・昭和の初期までは、春にニシンが群れをなしてやってきた。ニシンの群れが来ると書いて「群来(くき)」と呼ぶが、ニシンの乱獲のため昭和30年以降、群来は見られなくなった。およそ30年前からのニシンの放流によって、近年では海が白濁する群来が見られるようになってきた。

白雪を抱く利尻山の下、海が白くなっている部分がニシンの群来である

目次

2019年66年ぶりの群来

2019(令和元)年5月12日、稚内市清浜の海岸で群来が確認され、このことは大きなニュースとなった。→稚内市サイト

2019(令和元)年は、北海道の沿岸部で群来が多数確認され、数十年ぶりの群来に湧いていた。

春になると、産卵のため岸に押し寄せるニシンは、オスの白子によって海が白濁して見える。これによってニシンが来たと漁師は知ることができた。しかし乱獲のため、だんだんとニシンは姿を消し、稚内で最後に群来が見られたのは1958(昭和28)年のことだったという。およそ66年ぶりの群来は、稚内に明るいニュースをもたらした。

そして2020年再びの群来!

そして2020(令和2)年4月10日稚内市坂ノ下の海岸で再び海が白濁しているのを発見‼︎

これから北海道のあちらこちらの海岸線で、群来が見られることだろう。



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