ニホンスズランの群生地(浜頓別)
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スズランといえば、北海道を代表する花の1つです。しかしながら庭先などに植えられるスズランのほとんどは、ドイツスズランなのです。ニホンスズランは乱獲のため、めっきり数を減らしました。浜頓別町ベニヤ原生花園には、今では珍しいニホンスズランの群生地があります。
目次
ベニヤ原生花園とは
「ベニヤ」という名前は、アイヌ語ではなく、明治時代に頓別地区にあった呉服屋さんの屋号が由来のようです。今の原生花園のあたりには、ベニヤ農場という農場があり、除虫菊を栽培していたそうです。
ベニヤ原生花園の面積は、約330ha。園内は、湿地、草原、海浜、森林などの地域に分かれています。春先から秋にかけては、100種類以上の野草が咲きます。
ニホンスズランとドイツスズラン
ベニヤ原生花園内に「すずらんの丘」という場所があり、ここが珍しい「ニホンスズラン」の群生地です。ニホンスズランは、その愛らしさから乱獲され、今では珍しくなっています。よく庭先などで見かけるのは、ドイツスズラン。
ドイツスズランは、花の付く位置が高く、葉の上の方にあります。花自体も、少し大きい傾向にあります。
こちらはニホンスズラン。花は地面に近いところに付きます。写真を撮るのも一苦労です。もちろん、どちらのスズランも可愛らしい。
ニホンスズランは珍しくなってきており、なかなかたくさん咲いている場所は少ないのですが、ベニヤ原生花園の群生地は…
どっさり! 怖いくらいです。おすすめの時期は、6月中旬。
ベニヤ原生花園自体がマニアックな場所なので、知る人ぞ知るニホンスズランの群生地なのです。毎年、ほとんど人の目に触れることなく、ひっそりと咲いています。
その他にも、可愛らしい花が咲いています。
ご注意
どこに何が咲いているか、初めての人はわかりづらいです。
「すずらんの丘」まで、歩いて15分くらいかかります。見学には最低30分ほど要します。
人が来ない代わりにヒグマが来ますので、散策は2人以上をオススメします。
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