ディープな小樽観光−南樽(なんたる)市場とらーめん「みかん」
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小樽といえば、ガラス製品やオルゴールのお土産屋さん、お菓子屋さんが立ち並ぶ堺町エリアが有名です。観光コースにも含まれることが多い小樽は、北海道観光のリピーターにとっては「庭」かも知れません。しかし! 小樽の魅力は堺町だけではありません。今回は、普通は観光では行かないディープな小樽をご紹介します。南小樽エリア・通称南樽(なんたる)にある「南樽市場」、そして話題のラーメン屋「みかん」を訪れました。
目次
現在では珍しい昔ながらの「南樽市場」
どんな小さな街にも、そこに行けばなんでも手に入る市場がありました。特に沿岸部の市場では、新鮮な海産物を筆頭に、野菜、肉、生活必需品まで様々なものが販売されていました。しかし、スーパーやデパートなどが一般的になり、市場は姿を消してしまいました。
南樽市場は、終戦後の昭和24年に営業を開始、食料品を主体に50店舗が軒を連ねました。現在の建物が完成したのは、昭和43年のこと。
当時としては近代的でモダンな市場で、東北・北海道随一の市場として絶賛されたそうです。外観はボロっちい! 古っ! って感じですが、中に入るとびっくり!
さすが「小樽市民の台所」と言われるだけあって、現在も活気に満ち溢れていました。
過去に訪れた留萌の市場は数えるほどしか店舗数もなく、結構寂れていましたが、南樽市場は29店舗と、圧倒的店舗数! 鮮魚・野菜・精肉・手作りお惣菜などの食料品や、せともの、薬局、お花屋さんなど、南樽市場だけで事足りますね。食事コーナーもあり、疲れたら休憩できるスペースも。
昔ながらの対面販売で、新鮮な海産物が安く手に入ります。観光客向けではなく、地元の人たちが通う市場なので、値段は安心できますね。
南樽市場横のラーメン屋「みかん」が人気!
せっかく南樽市場まで来たならば、らーめん「みかん」はぜひ立ち寄ってみてください。平日でもオープンと同時に行列ができるほどの人気店です。店名の「みかん」とは、オレンジのことではなく、ラーメンは「未完」という意味だそう。店主の飽くなき研究心と謙虚さが窺えますね。
テレビ番組の収録で「みかん」を訪れたダウンタウンの浜ちゃんは、みかんという店名をオレンジのことと勘違いしていたため、のれんに「オレンジ」と、したためたとか。
看板メニューは味噌ラーメン。店主は、札幌味噌ラーメンで有名な「すみれ」で修行を重ねたとあって、「すみれ」のラーメンに似ています。こってりとした油の多いスープなので、最後まで熱々で食べることができます。一緒に行った同僚は、「すみれより好き」と言っていました。
行列ができるため、並んでいるうちにメニューをオーダーし、席に着いたら数秒でラーメンが到着します。さすが人気店。家庭では絶対に出せない味だなぁ…などと考えながら完食。油多めでハイカロリーっぽいので、夕方までお腹いっぱいでした。
普通の小樽観光なぞ、飽きたわい! というリピーターの猛者たちよ! 小樽も結構奥深いのですよ…。
参考WEBサイト:南樽市場 http://www.nantaruichiba.or.jp/info.html
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