利尻島「定期観光バス」に乗ろう!
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利尻島を短時間で効率よく回るには、定期観光バスに乗るべし。ってなことで、どんな感じかご紹介〜。
目次
利尻島定期観光バスは午前・午後の二部構成
定期観光バスは、フェリーの発着時間に合わせて運行されるので、午前と午後の二部構成になっています。
- 「Aコース」午前便は、稚内→利尻島のフェリーの到着時間に合わせて運行
- 「Bコース」午後便は、礼文島→利尻島のフェリーの到着時間に合わせて運行
各便とも、フェリーからお客さんが全員降りて来てからの運行になりますので、置いていかれる心配はありません。近年は、バスが1台しか出ない場合が多いので、定員になり次第、乗車を打ち切られますので、必ず予約しましょう。2024年からはモバイル予約が可能になりました。モバイル予約の場合、発券窓口に行かずに、バスに直接行くことができます。早めの予約をおすすめします→発車オーライネットで予約できます
ちなみに、レンタカーやタクシーは、意外と値段が高いです。レンタカーの相場は3時間で6,000円前後。ハイヤーで島内一周となると、20,000円というコースも…。定期観光バスは、レンタカーとは違い、いろんなことをガイドさんが教えてくれるのはもちろん、大型バスならではの景色、雰囲気を味わうこともできます。値段も午前・午後便共に、1人3,500円です(2024年現在)。行く場所は限られますが、コスパは最強だと思います。それでは、実際に回る場所をご紹介します。
コースの見どころ
定期観光バスAコース(午前便)
Aコースは、稚内から利尻島行きの始発フェリーに接続しており、利尻島のメイン観光エリアを網羅しています。利尻島を時計回りに回ります。景色は、左側座席は海が見えやすく、右側座席は利尻山が近いです。
- 姫沼
- オタトマリ沼
- 仙法志御崎公園
姫沼は、木道を一周回ることができ、利尻島の観光ルートで最も自然を感じられる場所の一つです。樹木に囲まれ、小鳥のさえずりを聴きながらの散策は、利尻島らしい自然豊かな雰囲気を感じられます。
オタトマリ沼から見る利尻山は、大変美しく、山が見えただけで価値があります。しかし、いつもそう上手くはいきません。山が見えない時は、売店でソフトクリーム、ホタテの貝焼き、ウニの軍艦巻をやけ食いしてください。
仙法志御崎公園は、昆布屋さんが4軒もあり、昆布を買いたい人はぜひこちらでお買い求めを。ウニの時期はウニむき体験や、ウニの地方発送も受け付けています。また、なんと言っても無料で見られるアザラシがいます。
昔、ニシン漁が盛んだった時代は、大量に獲れたニシンを野外の生簀に一時保管していました。この生簀を「袋澗(ふくろま)」といい、ニシンが獲れなくなってからは、波に洗われ、形をなくしていきました。現代では、ほとんど見る影もないこの袋澗は、利尻島や礼文島ではわずかに残っています。
しかも、仙法志御崎公園では、そこにアザラシが入っています!ほぼ毎年、稚内の水族館からアザラシが来ています。
超シャイな性格らしく、こちらを向く気配はありませんでした😭この姿を見られただけでも奇跡と言えるほど、我関せずって感じでした〜。
Aコースに乗車した人には、とろろ昆布のプレゼントがあります!
礼文島のAコースでは、ポストカードが配られますが、利尻島の場合とろろ昆布です。やっぱり食べ物の方がいいですかね⁈
ちなみに、沓形と利尻空港で途中下車可能です。
定期観光バスBコース(午後便)
Bコースは、礼文島→利尻島(沓形)行きのフェリーに接続しており、反時計回りに利尻島の観光地を回ります。景色は、左側座席からは、利尻山が見えやすく、右側座席は海が近いです。
- 神居海岸パーク&カムイテラス
- 仙法志御崎公園
- オタドマリ沼
- 郷土資料館または博物館(時期による)
神居海岸パークでは、ムラサキウニのウニむき体験ができます。通常1,500円のところ、観光バス乗車の方は1,000円で体験ができます。ウニむき後は、もちろんウニを食べることができます😋体験をしなかった場合、カムイテラスでゆっくり休憩です…。動いているウニをむくなんて、なかなかできない体験かと思いますので、ぜひやってみてください!
カムイテラスの屋根付きベンチって、意外と涼しくて景色も最高でした。ウニむきをした後も散策する時間がありますのでぜひ。
仙法志御崎公園と、オタトマリ沼については、Aコースと同じです。時期によって、利尻町立博物館(6・7月)or郷土資料館(8・9月)もコースに含まれており、こちらも大変面白い施設です。
利尻町立博物館(6〜7月)
利尻町立博物館は、6月〜7月に乗車した時にコースに含まれます。入ると顔がリアルな海の男たちのジオラマが!
昔はタラ漁が盛んで、その頃使っていた船の模型です。顔が妙にリアルなんですよね。顔が誰かに似てるな〜って感じで。ダウンタウンの浜ちゃん、松ちゃん、梅宮辰夫、北島三郎らしき人もいました。中の大きな人形は、コロナ禍で、マスク着用でした笑。
トドの剥製は、この界隈ではどこにでもいます😅。よほどトドが出没するらしい…。
施設の外には、ニシン漁時代に使われていた船「枠船(わくぶね)」が。これは珍しい!!!
枠船が残っている博物館って、ほとんど見たことがないです。これは見る価値あり。それにしても大きいなぁ〜。
他にも利尻島に関する資料がたくさん展示されています。
利尻島郷土資料館(8〜9月)
利尻島郷土資料館は、大正2年に建てられた旧鬼脇村役場庁舎を資料館にしたもので、昭和48年から開館しています。
やはりニシン漁が盛んだった時代の資料などは、特に見応えがあります。
ニシンが獲れていた時代って、すごかったんだろうなぁ。などと見ていると、当時の衣装を身につけたマネキンが。どこのデパートから来た⁈って感じの顔が気になって仕方ない。
初めて見た時から、気になって気になって…。他の資料が見れないくらい、存在感アリアリ!
他の資料も素晴らしかったですよ〜もちろん😅 博物館と資料館、どっちも見てほしいので、7月と8月、月またぎで来てね〜。そして、2回乗ってね?ってソリャ違うか🙄🙄🙄。
AコースとBコース、どっちに乗るべき?
私のおすすめはAコース!ですが…日帰りで利尻島と礼文島を両方見て回るという人には、礼文島Aコースに乗車し、利尻島のBコースに乗った方がいいです。理由はコチラ→利尻島・礼文島はどっちから回るべきか?
簡単に理由を述べると、礼文島を見てから利尻島を見た方が滞在時間が長くなり、料金的にもお得だからなのです。
欲を言えば、利尻島・礼文島ともに宿泊してAコースに乗ってくださ〜い。姫沼はやっぱり行ってほしい場所なので! そんなにアレもこれも無理っていう声が飛んできそうですが…。参考になりましたら幸いです。
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