最北端のバス停

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目次

特別なバス待合室

宗谷岬バス待合室外観(2019年10月)

日本最北端宗谷岬へは、宗谷バスの路線バスでやってくるという人も多い。しかし矢継ぎ早に宗谷バスはやってはこない。それはわかりそうなものだが、来たはいいが…と時刻表の前でぼう然と立ち尽くす人の何と多いことか…

そんな方々のためだろうか。この辺りでは比較的大きめの待合室があり、待合室の中には椅子やテーブルがある。

待合室の中

そればかりではない。ノートが置かれてある。

旅ノート

誰でも気軽に書いたり読んだり…暇つぶしに。

しかも何冊もある!

これを見ていたらあっという間に時間は過ぎようというものだ。

72時間

NHK「72時間」というドキュメンタリー番組でこの待合室が取り上げられた。

「72時間」は、3日間続けて同じ場所に撮影用カメラを設置し、インタビューを通じて行き交う人々の人間模様を探るというような番組だ。

宗谷岬のバス停では元旦前後の3日間、カメラが設置された。実に様々な理由で宗谷岬に人々が集まってくる。

バス停ではカウントダウン、炊き出しが行われる(もちろん実際に参加したわけではない!)。

屋根が飛んでいって無い…

つい最近気づいたことがある。それは待合室の外観が変わってしまっていることだ。かつては日本最北端の地の碑にちなんだものだろうか、屋根のように三角のオブジェが建てられていた。それがいつの間にかなくなっているのだ。

「Google マップ」にアップされた写真を見てみると、かつての姿を見ることができる。以下はその写真である。写真は「Google マップ」から拝借しました。

驚きしかない

おそらく宗谷岬名物の強風によって飛ばされたに違いない。

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