やっと見られるようになった天人峡羽衣の滝と念願の初対面!(東川町)
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2013年から崖崩れのため、見ることができなくなっていた天人峡の「羽衣の滝」。2018年から見学可能となっていましたが、ようやく初対面の日を迎えることができました。
2013年から2018年まで見ることができなかった羽衣の滝
2013年に起こった崖崩れのため遊歩道が壊れてしまい、見ることができなかった「羽衣の滝」。2018年に通行止めが解除されてから、ずっと見てみたいと思いながら、なかなか行くことができずにいました。重い腰を上げて、ようやく天人峡までやってきました!
天人峡は、旭岳の東側に位置し、約3万年前の大雪山噴火がきっかけで生じた柱状節理の絶壁に囲まれた渓谷です。層雲峡のように、何キロも続く柱状節理ではないものの、その景観には圧倒されますね。また温泉も湧き出ていますが、主な宿泊施設は1軒しかなく、こじんまりとした温泉地になっています。
天人峡を訪れた「大町桂月(おおまち・けいげつ)」は、「富士山に登って山岳の高さを語れ 大雪山に登って山岳の大きさを語れ」と紀行文に記しており、その歌碑が残されています。
辛うじて大町桂月と読めますね…。右の小さな錆びた板に「富士山に…」の一文が書かれています。本当は木柱の下についていたのが、外れたようです。大町桂月も悲しむと思しきありさま…。直してやれよ〜涙
観光客用駐車場から約600mほど先に、この地に残る「羽衣伝説」にちなんだ羽衣の滝があり、途中名前のつけられた柱状節理や岩壁を確認することができます。
天女が羽衣をなくし、自分の国へ飛んで帰れなくなり困って泣いていた涙が今もこの岩に流れております…(看板より) 知床の「男の涙」という滝の感じににていますね。「涙」とつく流れはしっとりと…ワーワー泣いていたら興ざめですからね。
羽衣を取り返してくれた弓人に、天女はお礼にと、美しい羽衣の舞を踊りました。その後弓人に別れを告げ、やがて天高く舞い上がり、この見返り岩を目印として振り返り、振り返り天の国へ帰って行きました…
見返り岩を過ぎると、忠別川沿いに続く遊歩道を歩いて行きます。
遊歩道の周りには、たくさんの樹木と植物がありました。
巨木を発見!
何となく「森の神様」に似ていませんか? 名前をつけても良さそうな巨木です。
いよいよ修復された橋が見えてきました。羽衣の滝も近い⁈
橋を渡るとようやく! 「羽衣の滝」が見えてきました。
羽衣の滝は、北海道一の落差270mを誇り、切り立つ崖を7段に屈折しながら落下する水の流れの美しさが、天女の羽衣に例えられています。
確かに布をかけたような流れですね。ようやく見ることができ、感動しました。層雲峡の「銀河・流星の滝」も素晴らしいですが、また違った良さがありました! また、秋が深まると周りの樹木も紅葉し、より一層素晴らしい景色を作り出すことでしょう。次は平地付近が紅葉する10月ごろに行きたいですね。
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