稚内にイワシが打ち上げられる→下々の食糧に♪

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 最北端のまち、稚内の海岸線に、たくさんのイワシが打ち上げられました。全国ニュースでも取り上げられ、大きな話題になりました。とりあえず美味しかったので、その様子をどうぞ!(2022年1月21〜25日)

打ち上げられたイワシたち

目次

水温が低くなるとイワシは死んでしまうらしい…

 イワシは通常、水温が10度〜20度ほどの海域を好み、海水温が6度を下回ると死んでしまうのだとか…。稚内の海岸線にイワシが打ち上げられた1月21日ごろは、北海道北部に大寒波がやってきており、水温が3度まで低下しました。仮死状態、あるいは死んでしまったイワシが1月21日〜25日ごろくらいまで次々と打ち上げられました。

そもそも外気温がマイナスなので、打ち上げられたら凍ります

北海道ではイワシよりもニシンが主流

 北海道人にとって、イワシはそれほど馴染みはなく、イワシよりもニシンがよく食べられている印象です。と言っても、イワシは「ニシン目ニシン科ニシン属」に分類され、ニシンの仲間といっても過言ではありません。骨が多く、身の見た目も大変よく似ています。イワシとニシンの違いは、大きさはもちろん、体の表面の模様にあります。イワシは、体の真ん中に点々の模様があるため、地方名「ナナツボシ」と呼ばれています。北海道の人には、ナナツボシと言えばよくわかるのかも知れませんね。

模様は7個以上あるものもあります笑

ですが、スーパーなどではイワシを見ることはほとんどなく、北海道の家庭ではあまり食べられていないのが実情かと思われます。

そのため、今回たくさん打ち上げられていたイワシも、拾うという人は少数派でした。こんなこと書くと、そんなコジキはオマエだけじゃ! などというツッコミが飛んできそうですが、シケのため打ち上げられた海産物は、物によっては拾うことも可能です(海に入って取るのはダメですが)。ホッキ貝などが浜に打ち上げられると、ゴメ(カモメなどの海鳥)に混じって人間が貝などを拾う様子は、稚内の風物詩とも言えるでしょう(勝手に言ってます)。

 そうです! ホッキ貝などは人気ですが、イワシは人気がなく、結局ほとんどのイワシが廃棄処分されてしまいました😢。←人気あっても多すぎたら捨てられるけどね笑 

用済みだよオマエは!ポイッ‼︎ 悲しい〜 どっかで聞いたセリフ〜❗️

 そんなイワシちゃんたちが廃棄される前に!たくさんいただきましたよ、ワタシは!

コラッ!お残しは許しまへんでぇ〜

↑鳥も骨が多いから嫌いなのかな…(笑)

とにかく寒い! 食糧確保もラクじゃないわい…

 このことが、全国ニュースに取り上げられたのは、1月24日〜25日ごろ…。すでに稚内市が大量のイワシを廃棄処分しており、総量は630キロにも及んだとか。しかしその後もイワシが次々と打ち上げられ、しばらく海岸線にイワシがなくなるということはなかったのです!

海に浮かぶ大量のイワシ

 食べて大丈夫なのかな? とか色々考えてもキリがないので、まずは採取!

 これがとにかく寒い!!!! コリャいわしも死にますわ…(^_^;)

稚内某所に到着

 2018年もイワシが打ち上がってニュースになりましたが、仕事が忙しく「フーン」で終わっていたのですが…。今年もコロナニート確定ということで、イソイソやって来ました!! いるいる(死んでるけど…)‼︎

かぁ〜もったいない!

 海岸線に降りると、とにかく風が冷たい! この日の最低気温はマイナス8度…。さっさと拾って帰りましょ〜。

魚の鮮度は「目を見ろ」とどこかできいたので、なるべく充血していないイワシちゃんを選ばせていただきました🙏 キレイで大きめのイワシちゃんや〜い!(不審者)

ウロコと内臓処理!そして調理&冷凍

大漁じゃ〜!

ドン!だけとって来てんのよ…

魚の「ウロコ取り」などという器具とは無縁の私でしたが、来年もイワシが打ち上げられることを願って、100円均一で購入。慣れていないため、腹を若干痛めた子(イワシ)もいますが、いざ内臓処理!

ものすごい脂! アブラギッシュ! 包丁があっという間に切れなくなり、研ぎながら処理しました。 供養した方がいいんじゃないかと思うほど、調理させていただきました…。🙏 写真だと美味しくなさそうですが、美味しかったです笑!

イワシの煮付け

 砂糖醤油、生姜たっぷりイワシの煮付けです。

イワシの塩焼き

ひっくり返すのをミスったイワシの塩焼きです。そのほか唐揚げにもしました。しばらく魚は買わなくて良いなぁ〜。

残りは塩麹を塗って冷凍。コロナニートの救世主(イワシちゃん)よ、ありがとう😭‼️

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