マイナーな方です−ノシャップ 岬(稚内)

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ノシャップ 岬の夕日

目次

ノシャップ岬と納沙布岬

 稚内のノシャップ岬は、よく根室の納沙布岬と間違われてしまいます。全く別の場所です。日本最東端が、根室納沙布岬。稚内のノシャップ岬は、どちらかというと、マイナー観光地なのです。

 わりと多くの方が、かの有名な日本最東端の納沙布岬に来たと勘違いして、「あ〜あの、有名な…」なんて呟いています。

 「ノシャップ」が、ベツモノとわかった瞬間に、落胆(笑)

そんなにがっかりしなくても! もう二度と来ないんだから、見てやって!

いつもは人っ子一人いない場所ですが、夕日が美しいときは、写真の通り、ちょいとお客さんが増えたりします。

ノシャップ灯台

ノシャップ灯台

岬の近くには、ノシャップ灯台があります。高さは42・7mあり、北海道では一番高く、日本でも二番目の高さです。

 かつてはノシャップ地区にある自衛隊基地の丘の上にありました。移設する際に、丘の上に建てていたときの高さと同じようにしよう、ということでこの高さになったとか。

ノシャップ寒流水族館

ノシャップ寒流水族館

流氷の天使クリオネ

 稚内で漁獲される魚類を中心に、地元で飼いきれなくなった熱帯魚や、魚等も寄付され、展示されています。中でもおすすめは流氷の天使「クリオネ」!

クリオネの展示スペース(右端の小窓から見られます)

 クリオネは小さく、1センチ程度です。加えて水槽も小さいです。1人見てたら後の人は順番待ちになります。しかし、順番を待つほど人はいません。展示がはじまって割とすぐにクリオネスペースがありますが、何もかもが小さいので見落としちゃうんです。建物に入ったらすぐですよ! 

※クリオネは冬に捕獲します。餌を確保しにくく、飼うのが難しいため、秋近くには、数が減ってしまします。全て天に召されたら展示終了となります。

赤ちゃんがかわいい!アザラシ

エサをやると興奮するアザラシ

 室外にはアザラシのプールがあります。アザラシの声は、水族館の外まで聞こえています。初めてきく人はびっくり仰天。2日酔いのオヤジのうめき声に似ます。「なんじゃそりゃ〜」な人はぜひ聞きに来てくださいね。アザラシは元気いっぱいです。

 アザラシのエサを100円であげることができます。エサやりの缶とトングを持って、エサやり台の上に登ると、アザラシの興奮が最高潮に! 我に与えんと、短い手で腹を叩いてみたり、目立とうと、意外に芸達者なアザラシくんがいます。エサをやらなきゃあまり感動はないですね。ぜひやってください!

エサくれないの的な顔

 アザラシの赤ちゃんが春先には見られます。アザラシの赤ちゃんは珍しいので、赤ちゃん誕生の時には入館者数が若干増えるんですよ。

アザラシの赤ちゃん

その他の可愛い魚類

可愛らしい「フウセンウオ」も見られます。ほとんど動きません。

フウセンウオの赤ちゃん
けっこうウマいんですよ

 オホーツクの重鎮的な顔をしている「オオカミウオ」。アゴの力が発達しており、長靴をも噛み砕くとか。顔は賛否両論だが、私は好き。

青少年科学館

 水族館と科学館は同じ敷地内にあり、水族館に入れば自動的に科学館にも入れます。

施設は小さいものの、プラネタリウムもあり、色々と展示も充実しています。特筆すべきは、南極越冬隊についての展示が豊富な点です。

 南極観測の際、活躍した犬ぞり隊の犬たちが稚内で飼われていた犬が多かったことや、稚内で犬ぞりの訓練を行うなど、稚内も南極観測に大いに貢献したため、様々な展示が行われています。

南極越冬隊資料コーナー

 建物とは別に南極越冬隊資料展示コーナーがあります。中に入ると、「タロー・ジローのカラフト犬」という歌と、説明がひたすら流れている。1人で入るとちょっとコワいかも⁈

南極観測で用いられた雪上車

他では見ることができない展示がたくさんあります。お時間がありましたら、ぜひノシャップ岬に訪れてくださいね。

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