東京から利尻島・礼文島に1番安く行く方法を検証してみた

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 一生に一度は行きたいと言われる利尻島・礼文島。夏場のツアー料金の高さには、目を見張るものがある。見張るのを通り越して、目が飛び出しそうな勢いである。利尻・礼文のツアー料金は1人10万〜20万というのもザラなのだ。そこで、なんとかして安くたどり着く方法を…コスパ最強の行き方を検証してみた。

礼文島から利尻富士を望む

 利尻島・礼文島の場所は以下の通りです。

目次

航空機を利用してとにかく安く!

 今回の検証では、航空機を利用し、とにかく安くたどり着く方法を探ることとする。

 航空券は、より早く予約することによって、安くなる。また、休日前や連休などで値段が変わってくる。今回の検証はとにかく安くすることしか考えていませんので、実際予約するときとのギャップにご注意ください(価格は2020年)。

羽田から稚内空港を利用する場合

離島である利尻島・礼文島に行くには、まずは離島の玄関口である稚内市にたどり着く必要がある。まずは羽田空港から稚内空港までのANA運賃を見てみよう。

 ANA運賃には、予約時期によって運賃が区分されており、「フレックス」・「バリュー」・「スーパーバリュー」がある。運賃は、休日前や、連休、平日など、状況により変わってしまうが、最も安い平日で検証している。

運賃区分 羽田−稚内間運賃
フレックス(当日運賃)   46,290円
バリュー(前日〜3日前までに予約)   39,490円
スーパーバリュー(21日〜75日前までに予約)   16,090円

75日前までに予約する「スーパーバリュー」を利用することによって、かなりお得な運賃となっている。

LCC(格安航空会社)を利用する場合

 LCC(low-cost carrier:格安航空会社)を利用するとどうだろう。稚内空港に、LCCは飛んで来ないので、成田空港から千歳空港に飛び、その後は稚内まで陸路となる。

 いわゆるLCCとして成田−千歳間を結んでいる航空会社は、「Peach(ピーチアビエーション)」「Jetstar(ジェットスター航空)」「春秋航空日本(スプリングジャパン)」の3社である。それでは3社の最低価格を比較してみよう。

航空会社 成田−千歳間LCC最低運賃
Peach(ピーチアビエーション)   4,590円
Jetstar(ジェットスター航空)   4,990円
春秋航空日本(スプリングジャパン)   3,760円

3社ともに安い〜!しかしながらこれは、純粋な運賃のみであり、実際は、様々な手数料やオプション料金がかかるため、注意が必要である。この金額だけでは飛行機には乗れないが、単純に比較するということで、手数料等は省きました。手数料・オプションを含めると、数千円値段は高くなります。でもまあ、安いことは安い…。

ただし! 稚内へたどり着くためには、ここから陸路での移動が待っている‼︎

陸路での移動①(千歳空港から札幌まで)

新千歳空港からまずは札幌まで移動していくことになるが、JRかバスを利用することになる。運賃は以下の通り。

移動手段 新千歳空港〜札幌駅までの運賃
JR   1,150円
バス   1,100円

50円の差ですが、バスに軍配が上がりました(笑)。

陸路での移動②(札幌から稚内まで)

 札幌から稚内までは、やはりJRか高速バスを利用することになる。運賃を比較してみよう。

札幌駅〜稚内までの運賃
JR   11,090円
バス   6,200円(往復運賃だと5,650円)

札幌から稚内までの場合は、バスの方がお得である。当然といえば当然だが、千歳空港から稚内まで、意外と移動にお金がかかる…。ここまでの運賃を最安値で合算すると…。

航空運賃 札幌バス運賃 稚内バス運賃 合計
3,760円 1,100円 6,200円 11,060円

稚内空港利用と、そこまで大差がなくなってしまった。札幌から稚内まで、陸路で6時間近くかかるので、それもまたネックである。

それではいよいよ利尻礼文へ! 

フェリー運賃

 次はいよいよ稚内からフェリーで利尻島・礼文島へ向かいます。座席は二等船室。どちらの島からまわっても値段は同じです。合計6,320円なり〜。

稚内〜利尻島 稚内〜礼文島 利尻島〜礼文 合計
2,550円 2,850円 920円 6,320円

定期観光バス運賃

せっかく利尻島・礼文島に来てもただボーっとしているのは勿体無い。せっかくなので、定期観光バスに乗車しましょう。定期観光バスは、それぞれの島を半日で回ることができ、午前便・午後便どちらから回っても観光料金は同じです。

午前便 午後便 合計
3,400円 3,200円 6,600円

→礼文島定期観光バス

とにかく安く!運賃の合計

 とにかく安くたどり着き、観光することだけに特化して検証した結果…

成田−稚内 フェリー運賃 定期観光バス運賃 合計
11,060円 6,320円 6,600円 23,980円

合計23,980円!でたどり着き、観光することができました〜!

※手数料等は含まれておりません。片道のみです。野宿です(笑)

ちなみに…稚内空港利用の場合は29,710円となりました(稚内空港から稚内駅までのバス運賃を含む)。

結論

 金額だけでいうと、成田からLCCを利用して、千歳空港に降り立ち、陸路で稚内に行くパターンが1番安かった。時間かかりまくりだけど…。

 ぶっちゃけそれほど大差がなかったので、ANAスーパーバリューで、75日前までに羽田稚内間の飛行機を予約できるなら、私はそれをオススメします…。そんなに前から予約できるかいっ!というツッコミが飛んできそうですが…。

 この度は、フリープラン・パッケージツアーなどは比較しませんでした。もっと安く行く方法は、きっとまだまだあるはずです! 参考になりましたら幸いです。

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