この水に惚れたっ!−仁宇布(にうぷ)の冷水(美深)
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北海道の名水の里は、利尻島、京極町、千歳市など、数えてみれば、結構あります。確かにどれもが名水。今回は、あまり知られていない美深町「仁宇布(にうぷ)の冷水」を紹介します。
目次
また汲みに行きたくなる水
私はこれまで、北海道の名水の里を訪ね歩いて来ましたが、どの場所でも必ず、大きなペットボトルや、水用タンクなどを大量に持って汲みに来ている人を見かけました。中には台車を持って汲みに来ているという人も…。「水」に対してそこまでの情熱を持ってこなかった私は、どこかシラーっとそういう人たちを見てきたわけです。「そこまで?」という感じで…。なので、「また”あの“水を汲みに行きたい」とまでは思って来なかったわけです。
しかし、美深「仁宇布の冷水」を飲んで初めて「また汲みに来たい!」と思えました。とっても美味しいのです。
仁宇布とはアイヌ語で「森林」を意味しているそうで、その名前の通り、森林に囲まれていました。真夏でも水温は6度。松山湿原を源とする湧水なんだそうです。確かに松山湿原に行く途中、水が流れていました!
誰もいません。水を汲みに来ている人はゼロでした。
「おいしい水」と呼ばれるには、厚生省(現厚生労働省)の「おいしい水研究会」が定めた明確な水の成分の基準があるそうです。基準がなかったらなんでも「おいしい水」ですよね〜。
また汲みたいけど…ムリ⁈
ただ1つ難点が…。よし、水を汲みに行こう!なんて、気軽に行くには結構ハードルが高い場所です。美深町市街から水汲み場まで約29キロ…。しかも結構な悪路で、途中対向車が来たらオワる(崖から落ちるしかないほど狭い)場所もあり、熊も飲みに来てんじゃないのかみたいな恐怖感もありつつ…でもそれをハネのけて「この水に惚れたっ!」
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