利尻島・礼文島はどっちから回るべき？

結論からいうと礼文島→利尻島がおすすめ

　結論は礼文島から回る方がおすすめです。なぜかというと、礼文島から利尻島へ渡った方が、両島の滞在時間が長くなるからなのです。

　稚内から礼文島に行く始発フェリーの方が、利尻島へ行く始発よりも早く出港します。

　利尻島・礼文島から帰る最終便は、メイン観光シーズン（6月〜9月）については、利尻島からの最終便の方が出発時刻が遅くなります。

　メイン観光シーズンで、日帰りの場合、礼文島から利尻島に渡り、稚内へ帰ると滞在時間が長くなるというわけです。

　※新型コロナウイルスの影響で、フェリーの時間が変更になる場合があります。なお、新型コロナの影響で、ダイヤ変更となり、例年よりも時間の差が少なくなっています。

利尻島・礼文島のフェリーの始発時刻

　フェリーの時間を表にしました。以下は2024年のフェリーの稚内からの始発時刻です（→ハートランドフェリー時刻表）。表にしたのは観光シーズンのみ。※コロナによるダイヤ変更のため、それほど差がありません。

	礼文島	利尻島
4/28〜5/31	6:30	6:45
6/1〜9/30	6:30	7:15
10/1〜10/31	6:30	6:45

　観光シーズンでは、どの時期も礼文島の方が始発が早くなっています。特にメインの観光シーズンである7月から9月の始発の差は45分にもなります！　早く起きるのはツラいなんて言ってられませんね。時は金なり。

利尻島・礼文島のフェリーの最終便時刻

次の表は最終便の出発時刻です。

	礼文島	利尻島
4/28〜5/31	17:05	16:40
6/1〜9/30	17:10	17:40
10/1〜10/31	17:05	16:40

　6月から9月の間は、利尻島の方が最終便の出発時刻が遅くなっています。4〜5月と、10月については、礼文島の方が最終便の出発時刻の方が遅いです。

　6月から9月に観光する場合、礼文島から利尻島に回ることによって、滞在時間を長くすることができるというわけなのです！

　利尻島・礼文島の観光時期は、6月〜9月なので、この時期の時間が重要です。

定期観光バスはフェリーの時刻に合わせて運行される

　初めて利尻島・礼文島に行くという人は、定期観光バスなどを利用されることが多いと思いますが、午前と午後では回ることができる観光地の数が違います。これは観光バスがフェリーの出港時刻に合わせて運行されるからなのです。基本的に日帰り旅行の観光客に合わせて、フェリーに間に合うようなコース設定になっています。

　滞在時間が長ければ、その分観光地をたくさん見て回ることができます。

定期観光バスの午前・午後の見学観光地の数の違い

　利尻島・礼文島を回る定期観光バスも、フェリーに合わせて午前便と午後便があり、回る観光場所も若干違います。ちなみに午後の観光バスがあるのは、メイン観光シーズンの6月〜9月のみなので、注意が必要です。

下の表は、午前と午後で見ることができる観光地の数を表したものです。

	午前	午後
利尻島	3カ所	4カ所
礼文島	4カ所*	2カ所*

※礼文島はレブンアツモリソウ開花時期は、午前は5カ所・午後は3カ所回ります。

礼文島から利尻島に回った方が観光箇所は多くなります。礼文島を午後から観光すると、2カ所しか見ることができないのです…仕方ないとはいえ、なんとも残念ですよね。

運賃について

　利尻島は午前・午後便ともに3,300円なのに対して、礼文島は午前中が3,400円。午後は3,200円となっています。

	午前便	午後便
利尻島	3,500円	3,500円
礼文島	3,600円	3,300円

各運賃

　利尻島と比較すると、礼文島の方が少し移動距離が長いためか、午前中の運賃が100円高いです。そんなに変わらないと思うのですが…笑。

　午後に関しては、利尻島は4ヶ所行くのに3,500円。礼文島は、2ヶ所しか行かないのに3,300円。午後の礼文便は損した気分になりませんか？　礼文島の運賃設定ナゾすぎ…。

　観光地の内容的にも、運賃的にも、午前中礼文島を見て、午後利尻島を見た方が良いと思います😅

さいごに…

　比較的時間に余裕があるのであれば、利尻島・礼文島に一泊ずつ宿泊し、ゆっくり観光してみてください！　午前中観光バスに乗り、残りの時間はバスで行かなかった観光地などをゆっくりと見て回るのも良いかと思います。特に礼文島は花の浮島と言われており、ベストシーズンは歩いて花を見て回ることで、その魅力を満喫することができますので！→桃岩展望台

　できればゆっくり見て回って欲しいですが、なかなかそれも難しい…。日帰りの場合は礼文島から利尻島に渡ると、効率よく観光できるので参考にしていただけたらと思います。

→礼文島定期観光バス

→利尻島定期観光バス